活動方針
■ロジスティクス研究会の活動方針
2022年の日本経済は、世界情勢の影響を大きく受けた一年でした。
ロシアのウクライナ侵攻により原油をはじめとする資源価格が世界的に高騰し、貿易赤字は21.7兆円と過去最大となりました。
資源エネルギー庁による補助金政策により軽油価格は落ち着きをみせていますが、このような状況がいつまで継続できるのか、日本経済はどこまで持ちこたえられるのか、油断できない状況が続いております。
運送業界におきましても、新型コロナウイルスによる制限がなくなり、輸送量が増加したものの、輸送原価の高騰により厳しい状況が続いております。
2020年4月に告示された「標準的な運賃」の届出率は2022年末で52%となりましたが、荷主への理解は難しく、継続的な運賃交渉が必須となっています。
また、人手不足に輪をかけ2024年問題も喫緊の課題となっており、待ったなしの状況です。
このような中、ロジスティクス研究会は「和衷共済」のテーマのもと、会員の皆様の意向を反映させるべく、省庁・運輸局への提言を引続き行って参ります。
本年度も皆様とともに運送業界のV字回復に取り組んで参ります。
今後ともご理解、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。